「浪花百景」「摂津名所図会」などにも描かれ都島区地域名「桜宮」の由来とも成ってる大川沿い堤上、江戸時代から続く桜の名所「櫻宮」、主祭神は 天照大御神、八幡大神、仁徳天皇。
創始は東生郡(東成郡)野田村小橋・櫻の馬場(現在の都島区と城東区境の桜小橋辺りと推定)に祀られたのが始まりとされ、1620年(元和6年)大和川の洪水で現在地の少し北辺りに社殿が流れ着きその地の水辺に祀られていましたが、度々水害に会うため少し南で堤上の現在地に移ってます。
元々中野村・野田村・備前島町の産土神でしたが明治末期の合祀令により現北区・北野兎我野町の若宮八幡神社、現城東区・鯰江町の新喜多神社、毛馬の八幡大神宮、善源寺町の産土神社を合祀したので「櫻宮」の氏子は結構広範囲に及び、私の従弟の結婚式も当社でしたが、距離的には二社を超えて居て少し驚いた事が有ります。
「櫻宮」を桜宮神社と呼ぶ方が居ますが、櫻宮は櫻「宮」なんで呼称に神社を付けるのは間違いと言えます。
処でこの時期、大川沿いの毛馬桜ノ宮公園がBBQ場と化し人込みと喧騒で「櫻宮」には桜の頃にはお詣りしたことは無くて初めてですが、河川敷の桜並木にBBQが居なくて静かな雰囲気でお詣りが出来ます。
一之鳥居。
参道、堤防上の為か南北に細長い境内です。
参道を抜け、道を挟み注連縄柱。
注連縄柱を抜け拝殿前。
境内の桜の古木は散り出してます。
手水舎。
凝った造りの手水龍。
拝殿。
早馬稲荷神社。
皇紀2600年建立の「遥拝所」。
伊勢神宮が穴から遥拝できるはずですが、見えるのはラブホテル。
境内。
八柱神社。
八幡大神・春日大神・住吉大神・琴平大神・玉津嶋大神・菅原大神・恵比須大神・目神八幡大神が祀られています。
祖霊社。
大正14年4月の第2次大阪市市域拡張記念碑。
人口211万人で日本一、これ以降大大阪時代を迎えます。
西の鳥居。
左に櫻宮、右は大川河川敷・毛馬桜ノ宮公園。
参道から一之鳥居。
境内には八重桜何本か植えられていて咲き始めた処。