つくばね発電所見学会の最後に水神総社「丹生川上神社 (中社)」参拝。
ご祭神は「罔象女神(みづはのめのかみ)」水一切を司る水利の神で、同じ水神でも貴船神社の「高龗(たかおかみのかみ)」は龍神を現し治水を司る治水神で、「罔象」は水の恵みも併せ持つ利水神とされます。
「丹生川上神社」は上下社とここ中社の三社合わせて「丹生川上神社」と称し朝廷の定めた二十二社中下八社に数えられ、上下社はそれぞれ時代変遷を経て治水神の「高龗」と「闇龗」をお祀りしてますが各神社の由緒由来なんかから見ると中社と同じ利水神「罔象」をお祀りしてた様に私は考えます。
処で、ご祭神が「罔象女神」と云うと私の地元の産土神「野江水神社」と同じ神様で、この日大阪メトロに乗ろうと野江水神社境内を横切っていると川端宮司にバッタリお会いし「丹生川上神社」にこれから行く処等々久しぶりにお話してたら危うく集合時間に遅れそうになり結局10分程度の遅れで済みましたが、その事を丹生川上神社・日下宮司にお話しすると大変喜ばれ野江水神社・川端宮司もよくご存じなんだそうで、正に「罔象女神」のお引き合わせでした。
丹生川上神社 (中社)到着。
拝殿。
奥に本殿。
予定には無かったそうですが日下宮司からお話を伺ってます。
平安時代には二十二社の一つに数えられた神社で、勅願の社として祈雨に黒馬、止雨に白馬を朝廷が献上する神事が行われ、それに因み関電東電の絵馬が拝殿に掲げられています。
拝殿天井。
梁は吉野杉ですが天井板は木曽檜だそうです。
樹齢1000年程,樹高51.5m,幹廻り7.1mの願いが叶う「叶えの大杉」と罔象女神の瑞々しい秘めた力と恩恵を受けた御神水の手水水「丹生の真名井」。
神社境内、神社周辺にもかなり広い神域を有しているそうです
山深き地ですが、拝殿前には広い駐車スペースが設けて有り初詣の賑わいが伺えます。