毎年来てる大阪歴博の特集展示「新発見!なにわの考古学」。
2021年から2022年度を中心に、一般財団法人 大阪市文化財協会・大阪市教育委員会が実施した大阪市内の遺跡発掘調査の中から、主な調査成果を出土遺物や写真パネルで紹介。
2023年の新発見は、住吉区山之内遺跡で出土した旧石器時代から縄文時代にかけての狩猟具、JR新大阪駅付近にある西中島7丁目所在遺跡B地点で見つかった古代~中世の建物跡と土器群、中世の信仰をうかがうことのできる浪速区浪速東遺跡出土の杮経(こけらきょう)などが以下の4章に分けて展示されています。
1. 旧石器時代・縄文時代
2. 古代から中世へ
3. 中世の暮らしと祈り
4. 近世の都市とその周辺
大半が土器類の展示ですが、檜や杉などの薄い板に経文を墨書きした杮経(こけらきょう)の展示は取り扱いも難しく、経典の一部とは言え貴重な出土物だと思います。
2. 古代から中世へ。
3. 中世の暮らしと祈り。
4. 近世の都市とその周辺。
杮経(こけらきょう)。
経典一巻をまるごと書き写した数千枚からなる木片をぐるぐる渦巻形に束ねたものです。
阿弥陀経の杮経。