新発見!なにわの考古学 2020『梅田墓』

 「新発見!なにわの考古学2020」での「梅田墓」の展示資料。

 1500体を超える埋葬人骨の発掘調査と云う事で、おそらく沢山のコンテナがバックヤードに積まれてそうなので、来年の資料展示に期待してます。

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前の写真、埋葬 B1031 の副葬品。f:id:jotoyumekoi:20201101013053j:plain

前の写真、埋葬 B905 の副葬品。f:id:jotoyumekoi:20201101013114j:plain

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前の写真、埋葬 B1020 の副葬品。f:id:jotoyumekoi:20201101013103j:plain

前の写真、埋葬 B424 の副葬品。f:id:jotoyumekoi:20201101013043j:plain

骨壺。f:id:jotoyumekoi:20201101013032j:plain

梅宮社・明智光秀公の首塚

 狛ねずみの大豊神社から京都市バスで東山三条へ、そこから三条通を少し東の白川沿いを少し南に、今回の「京都立春パワースポット巡り」二つ目の目的地「梅宮社・明智光秀首塚」。

 明智光秀公の首に関しては諸説ありますが、吉田兼見「兼見卿記」に割と詳しい記載が有り、落武者狩りの土民に襲われ深手を負い股肱の忠臣・溝尾茂朝介錯、襲われた小栗栖辺りの竹薮に隠されますが二日後発見され、捕えられ斬首された斎藤利三の屍と共に首と胴を繋いで粟田口で数日晒された後近くに埋め塚を築いたと有り、江戸時代の京都の地誌などにはその地が蹴上辺りに有り名所の様な扱いだった様です。

 その後、江戸時代中期に石卒塔婆がこの地に移され明智光秀公を弔う地として首も埋められたと伝わっているそうで、他に明智光秀公の胴塚が襲われた伏見区小栗栖の明智薮にて祀られています。

 私的には母方の先祖が美濃源氏で、明智光秀公とは縁続きなので是非来て見たかったパワースポットなんですが、この塚をお世話されてる天保年間から続く和菓子屋「餅寅」さんがお休みで、銘菓「光秀饅頭」が買って帰れず残念です。

 

三条通から白川沿いを少し南に。f:id:jotoyumekoi:20200205181319j:plain

餅寅さん左の路地奥に「梅宮社・明智光秀公の塚」。
何と「餅寅」さんがお休み。f:id:jotoyumekoi:20200205181332j:plain

白川に架かる何とも素敵な石橋を渡ります。
石橋を渡った右の京町屋「東山三条白川庵」は一棟貸しの宿で「餅寅」オーナーの経営だそうです。f:id:jotoyumekoi:20200205181345j:plain

餅寅さんの左路地奥「梅宮社・明智光秀公の塚」。f:id:jotoyumekoi:20200205181359j:plain

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明智家の末裔「明智憲三郎」さんの記事が貼って有ります。f:id:jotoyumekoi:20200205181503j:plain

この石卒塔婆が蹴上から移された「首塚」なのかな?f:id:jotoyumekoi:20200205181425j:plain

光秀公の戒名「長存寺殿明窓玄智禅定門」が刻まれてるので墓石?f:id:jotoyumekoi:20200205181437j:plain

東梅宮の東は方向です。f:id:jotoyumekoi:20200205181523j:plain

餅寅さんお休み、また来よう!f:id:jotoyumekoi:20200205181535j:plain

百舌鳥・古市古墳群世界遺産登録記念シンポジウム ー世界遺産としての価値と未来への継承ー

 「世界遺産登録推進」では7回開催だったそうですが、毎年開催されてた百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議主催のシンポジウム、今回は「世界遺産登録記念シンポジウム」に名を変え番号が付いてないのでこれで終了の様です。

 盛大だったと思われる登録前3月の第7回推進シンポジウムには参加してないので何とも言えませんが、以前に比べ行政からの配布物も大幅に減り参加者も三分の二位に成ってるかな、正に祭りの後の感が有りますね。

 しかし今回の登録対象はポイントでは無くて古墳群とあって面積も広く、その上広大なバッファゾーン維持なども対象に含まれていて、今後は各行政機関には財政負担がそれぞれ負担にならなければ良いのにとは思います。

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壁の作品は木村忠太作「玉投げ」。
フランスでの創作活動で名の知れた画家です。f:id:jotoyumekoi:20190916015628j:plain

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基調講演。
「近年の世界遺産の動向と世界遺産委員会の議論」稲葉信子氏(筑波大学大学院教授)。f:id:jotoyumekoi:20190916015657j:plain

講演。
世界遺産として認められた百舌鳥・古市古墳群の価値」下田一太氏(筑波大学大学院助教)。f:id:jotoyumekoi:20190916015708j:plain

パネルディスカッション。
世界遺産としての価値と今後の取組み」。f:id:jotoyumekoi:20190916015718j:plain

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長岡京・天神通り

 風の冷たさに思わずコートの襟を立て、踏みしめる落ち葉の音に冬の気配を感じる晩秋の昼下がり、長岡京に来てます。

 目的地はJR長岡京駅近くなんですが、JR東海道線で来ると780円掛かり、天六から淡路で阪急京都線に乗り換えると500円で済むので阪急・長岡天神駅から天神通りをJR長岡京駅まで少し歩きます。

 予定より早めに来てるのでJR長岡京駅を超えてガラシャ通りを南に神足遺跡や神足神社、勝龍寺城公園まで廻る事にします。

 

阪急京都線長岡天神駅f:id:jotoyumekoi:20200601185506j:plain

道標にタケノコが乗ってます。f:id:jotoyumekoi:20200601185518j:plain

天神通りから西、冬雲の下長岡天神の緑の向こうにポンポン山など北摂の山々が霞んで見えます。f:id:jotoyumekoi:20200601185528j:plain

この辺りに存在した塚本古墳のモニュメント。f:id:jotoyumekoi:20200601185541j:plain

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道路の拡幅工事中です。f:id:jotoyumekoi:20200601185615j:plain

左病院の角に「長岡京発見の地」碑が見えてきました。
その向こうはJR長岡京駅f:id:jotoyumekoi:20200601185624j:plain

長岡京発見の地」碑。f:id:jotoyumekoi:20200601185639j:plain

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舗道の境石がタケノコ型。
節の位置を変えて有るのが良いですね。f:id:jotoyumekoi:20200601185701j:plain

サザンカが咲く時期です。f:id:jotoyumekoi:20200601185712j:plain

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『馬見丘陵古墳群 Part2』

 史遊会・古代史教室見学会も最後のスポット巡り、馬見丘陵南の古墳群を一回りして公園館前に戻り、水の抜かれた菖蒲園から乙女山古墳に立ち寄った後花の道に、馬見丘陵公園を出て緑道を抜けて池部駅から帰路に就きます。

 今回も軽く1万歩越え、10㎞位の行程でした。

 

佐味田石塚古墳群。
道路工事に伴って存在が確認された古墳群。
3基の古墳からなる古墳群の様ですが、すでに墳丘などは失われ詳細は不明です。f:id:jotoyumekoi:20200801013402j:plain

上から水の流れが作られています。f:id:jotoyumekoi:20200801013416j:plain

公園館前の下池に戻って来ました。f:id:jotoyumekoi:20200801013430j:plain

カタビ古墳群。
4機からなる古墳群で、奥の方はベンチなどが置かれ休憩書に成ってます。f:id:jotoyumekoi:20200801013442j:plain

水の抜かれた菖蒲園の木道。f:id:jotoyumekoi:20200801013455j:plain

女山古墳に向かいます。f:id:jotoyumekoi:20200801013511j:plain

菖蒲園の木道。f:id:jotoyumekoi:20200801013250j:plain

女山古墳。
大型の帆立貝形古墳で、墳丘長約130m,最大高約14.7m。f:id:jotoyumekoi:20200801013303j:plain

緑に囲まれてしまった乙女山古墳の解説版。f:id:jotoyumekoi:20200801013317j:plain

木片タイルを敷き詰めた道が続きます。f:id:jotoyumekoi:20200801013332j:plain

花の道まで戻って来ました。
緑道を通って帰路に就きます。f:id:jotoyumekoi:20200801013345j:plain

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『史跡 ナガレ山古墳 地形模型』

 ナガレ古墳を東に降りた処に「史跡 ナガレ山古墳 地形模型」。

 側面にはめ込まれた銘板に、

  史跡等活用特別事業(ふるさと歴史の広場整備事業)
  平成9年3月 河合町・河合町教育委員会

 と有り、他の古墳群でもデザインは違っても同じような地形模型を見ますが、御影石や陶板を使った結構贅沢な造りでバルブ終焉後のまだ財政豊かな頃を思い出し、こんな物まで今後も河合町で維持出来るのか要らぬ心配が過ぎってます。

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古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『史跡・ナガレ山古墳』

 竹取公園で昼食後後半の古墳巡りに向かい最初の古墳は「ナガレ山古墳」

 今回の古墳巡りでは時間が無くて余り下調べをしてこなかったんですが、この「ナガレ山古墳」は1975年から始まった土砂採取で一部が破壊された処で県の調査が入り1976年国指定史跡に指定、1988年から復元整備が始まり墳丘の東半分は葺石に覆われた状態に復元され円筒埴輪や形象埴輪 675本がぐるりと取り巻き、西半分は芝を張って整備されている事で良く知られた古墳です。

 古墳の規模は、墳丘全長105m,最大高8.5m の馬見丘陵古墳群では中位の規模の古墳に成りさてその被葬者ですが、葛城氏が有力候補とされますが、大和大王家の有力者説もある様です。

 

史跡・ナガレ山古墳。f:id:jotoyumekoi:20200801011007j:plain

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大半は強化プラスチック製ですが、市民参加手作りのWS製も181本交じっているそうです。f:id:jotoyumekoi:20200801011042j:plain

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2段の墳丘です。f:id:jotoyumekoi:20200801011111j:plain

後円部。f:id:jotoyumekoi:20200801010848j:plain

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左は葺石、右は芝生。f:id:jotoyumekoi:20200801010911j:plain

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後円部の境目。f:id:jotoyumekoi:20200801010940j:plain

次の古墳へ向かいます。f:id:jotoyumekoi:20200801010953j:plain

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『北今市古墳1号墳移築石棺』

 倉塚古墳から巣山古墳に向かう途中、北今市古墳1号墳出土の石棺が移築展示されています。

 北今市古墳群とは馬見丘陵古墳群の西、香芝市北今市の5基の古墳群で4基が判明していたようですが現在では奈良県道中和幹線工事その他で形状はすっかり失われ石室の石材などが残されているだけの様で、そのうち1号墳と2号墳の石棺が馬見丘陵公園に移築されています。

 直経約23m,高さ約5.6mの円墳、南南東に開口する横穴式石室を持っていて組合せ式家型石棺が二基 南北に並べて置いてあったそうで、墳丘では古墳の年代よりも古い円筒埴輪棺も確認されていて、古い古墳をつぶして新たに北今市古墳1号墳を作った可能性も云われます。

 

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