学校法人 樟蔭学園(大阪樟蔭女子大他)の国・登録文化財『記念館』『樟古館』

 1917年樟蔭高等女学校設立認可に始まる「学校法人 樟蔭学園」の歴史は100年以上に及び、今でも1918年学園創立時の建物2棟(試食室・洗濯教室)が「樟古館」、1927年樟蔭高等女学校が創立10周年に辺り学校関係者及び一般の寄附を募って前庭に建築された「樟蔭紀念館」が「記念館」として保存され国の登録文化財に登録もされて居て、「記念館」方は2021年に耐震及びリニューアル工事が行わ多目的スペースとして活用されてるそうです。

 今回は「田辺聖子文学館ツアー」の前に、文学館学芸員さんに女学校の雰囲気を今に伝える大正モダニズムの薫り高き「記念館」の外観を中心に、学園の歴史などをご案内して頂きました。

 

長瀬川沿いの正門を入った右に「樟古館(試食室)」。

周りには創立同時の「灯篭」や「蹲踞」が置かれ日本庭園の様な造りに成ってます。

足元に「校名の由来」銘板。
大阪と神戸にはおなじ「しょういん」と発音する女子大が存在しますが、神戸は「松蔭」大阪は「樟蔭」と書き此方は楠木正成楠公」に由来するそうです。

田辺聖子文学館見学の前に、学芸員さんのご案内で学舎の見学に向かいます。

樟蔭女子大図書館玄関エントランスの「富岡鉄斎」画、「幻の大富士」。

図書館から渡り廊下を通って「記念館」へ。

吹き抜けの階段。

「記念館」廊下を抜けて「記念館正面」へ。

「記念館」正面。

「記念館」エンブレム。

「記念館」床下通風孔柵には、「楠公」にちなんだ菊水校章の透かし彫り。

「記念館」などの建物が建つ前の前庭は牧野富太郎博士指導の植物園だったそうです

植物園所縁の「ユリノキ」。

大戦中は防空壕なども設置されてたそうです。

体育館横の「樟古館(洗濯教室)」。