建仁寺塔頭『禅居庵(摩利支天堂)』

 建仁寺から南西角の「建仁寺塔頭・禅居庵」へ。

 鎌倉時代後期(1331年 - 1333年)に、元国からの来朝僧 南禅寺住持であった大鑑清拙正澄禅師の為、信濃守護・小笠原貞宗が創建。

 本尊は「聖観音菩薩」ですが、清拙正澄が来朝する際袈裟に包んで持参した自作と伝わる「摩利支天」が摩利支天堂に祀られて、禅居庵は非公開ですが摩利支天堂は公開され、「摩利支天」の使い狛猪が沢山鎮座していて亥年の初詣では大変賑わいます。

 2019年の亥年では迷いましたが私は「護王神社」に参拝、此方も同年中に参詣予定でしたがその儘に成ってて、なのでそれ以来に成ります。

 禅居庵の「摩利支天」は、日本三大摩利支天に数えられる秘仏で、除災開運に霊験あらたかな「摩利支天」だと言われます。

 

建仁寺境内から禅居庵へ。

禅居庵は非公開なので指示に従い「ゆずりあいの道」を「摩利支天堂」へ。

ゆずりあいの道」を抜けると「摩利支天堂」。

「摩利支天堂」の手水舎。

手水舎の前を抜けて八坂通から禅居庵「摩利支天堂」へ。

参道に狛猪が鎮座する「摩利支天堂」。

台座に乗ってる「猪」と猪御籤。

摩利支天堂。

吽形の「狛猪」。

阿形の「狛猪」。

鴨居にも猪。

摩利支天堂。

大和大路通からの「摩利支天堂」。

大和大路通に抜けて「京都ゑびす神社」に向かいます。

東山(とうざん)『建仁寺』

 臨済宗建仁寺派大本山「建仁寺」

 1202年栄西禅師が建立した京都最初の禅寺、開基は鎌倉幕府二代将軍・源頼家、法堂にお祀りされてる釈迦如来坐像が本尊、方丈には十一面観音菩薩坐像がお祀りされていて、京都五山三位の格式を持ちます。

 両足院参拝の後は、朝早く出てきたので境内は参拝者もまばらで少し建仁寺を散策、それにしても外人観光客が京都に戻って来てますね。

 この後は京阪・清水五条駅まで何か所かの神社仏閣を巡ってから帰る事にします。

 

建仁寺北門。

鐘楼前の「六道珍皇寺」と「禅居庵」の立看。
「両足院」の後で巡る予定です。

方丈。

方丈。

方丈。

茶碑。
茶樹の種を日本に持ち帰ったのは建仁寺を開山した栄西禅師との言い伝えが有ります。

本坊の煙出し。

方丈から法堂への渡り廊下。
午前10時からこちら側は閉じられ廊下側が開き、有料法堂入場者の通路に成ります。

法堂(拈華堂)。

三門前の放生池で首を竦めた「アオサギ」が一羽。

三門「望闕楼」。

三門の向うに勅使門。

開山堂。開祖・栄西禅師入定塔。

道元禅師修行の遺跡。

建仁寺西門。

京都歳末十二支パワースポット巡り・壬寅『建仁寺塔頭・両足院』

 毎年行ってる「京都十二支パワースポット巡り」今年2022年は「壬寅」、「毘沙門天」がお祀りされ「狛寅」が鎮座している「建仁寺塔頭・両足院」に参拝。

 寅にちなむパワースポットと言うと、虎は四天王の一将「毘沙門天」の使いなので「毘沙門天」をお祀りされてる寺院にはお堂の前に「狛寅」が鎮座していますが、一番有名なのが貴船鞍馬寺で、1月中か2月の立春頃には参拝予定でしたが、貴船の山登りの自信が湧かず逡巡してる間に12月と言う事で、昨年の「辛丑」同様暮れも押し詰った30日に漸く参拝

 両足院は、室町時代中期まで「五山文学」の最高峰の寺院で有ったそうで、建仁寺塔頭寺院に成って以降も管長などの重要な僧侶を擁する寺院です。

 両足院の「毘沙門天」は、元々鞍馬寺毘沙門天の胎内仏だったと伝わり、織田信長比叡山延暦寺焼き討ちの際、鞍馬寺の僧侶が室町将軍茶家・比喜多養清にこの毘沙門天像を託し比喜多養清が筑前⿊⽥家京都御⽤達でも有った為、黒田長政の手に移り関ヶ原の戦いの折兜の中にこの尊像を納めて奮戦し勝利を収めたと言われ、その後尊像は黒田家で代々信仰されましたが、1878年頃両足院へと寄進され、お堂が建てられお祀りをし現在に至っているそうです。

 年明け早々には、普段非公開のお庭や方丈・茶室などが公開されてた様ですが、12月30日と有って静かな境内で、毘沙門堂と堂前の狛寅にお参りご挨拶の後、2022年の「京都十二支パワースポット巡り」は終了。

 

最近は花見小路で写真を撮るとガードマンに怒られますが、防犯カメラの監視が有って法的根拠は存じませんが無許可だと2万円請求されるそうです。

祇園の弥栄会館は改修工事中で外観は保存され解体、帝国ホテルが開業するそうですが如何成りますか。

建仁寺北門が見えて来ました。

赤丸の両足院に参拝。

両足院。

毘沙門堂

吽形の狛寅。

阿形の狛寅。

堂内は撮影禁止ですが、網戸の隙間からご本尊前の狛寅。

静かな毘沙門堂

寅の絵馬が沢山掛けられてる手水舎。

寿福山『仲源寺(目疾地蔵)』

 建仁寺に向かう途中、四条通八坂神社参道・祇園商店街の中にある浄土宗の小さなお堂「寿福山・仲源寺」通称「目疾地蔵(めやみ)」。

 何時もは帰りに通ることが多くて前を通り過ぎるだけでしたが、この日は朝早く出てきたのでまだ午前9時前、お参りする事にします。

 開山は平安中期、本尊は地蔵菩薩、当初は四条橋東北に祀られたお地蔵さんで防鴨河使・中原為兼がこの地蔵尊に止雨を祈願したところ雨が止み洪水も収まった事から中原氏の姓に人と水を加え朝廷から「仲源寺」の寺号を賜り現在地に移ったとの謂れが有り、「雨止地蔵」とも呼ばれ何時の日か「目疾地蔵(めやみ)」とも呼ばれだし眼病に御利益有りのお地蔵さんとして信仰を集めてます。

 また、八坂神社や知恩院へのお詣り途中雨に会うと、当寺以外雨宿り場所がなかった頃「雨止地蔵(あめやみ)」とも呼ばれたとの謂れもある様です。

 毎年2月2日,3日の両日開かれる節分会で授与される「厄除開運起き上がりだるま」は節分限定アイテムで人気が有り、本尊以外にも重文の千手観音像や阿弥陀如来像、瀬田の唐橋と同じ素材の大黒天なども祀られていています。

 

商店街のアーケイドに面した山門から境内へ。

重文の千手観音。

「雨奇晴好」の扁額。

12月30日午前8時50分の四条通八坂神社参道から東山。

府政学習会 in 大阪府計量検定所 ~発見!暮らしの中の計量~

 「府政学習会」大東市「大阪府計量検定所」へ。

 「府政学習会」は、リピーターが多い上にコロナ過で募集員数がほぼ半減していて中々当選しませんが、キャンセル待ちで漸く訪問。

 計量検定所と言うと地味な印象で目立ちませんが、計量器の検定制度は社会的正義と公平さのエビデンスともいえる制度で、物珍しい機器類ばかりで見学中も質問好きのリピーターさんが複数居られて予定時間オーバーで終了。

 丁度庁舎の建て替え中で、新庁舎の基礎工事が始まっていて現庁舎の機器類も新庁舎にすべて移設され、現庁舎は取り壊され車両走行コースはそちらに移るそうで、新たな庁舎の見学にも来て下さいとの事で結構楽しみに成ってます。

 

3時間帯設定の最終組です。

配布資料とクリアーファイル。

ローラ上でエンジン稼働タイヤが廻ってます。

メータ検定通過後は大阪府計量検定所が封印(赤丸)を行います。

温度計などの検査機器。

血圧計などの検査機器。

車両メーターなどの検査、鉄道車両のメーターが並んでました。

分銅の検査機器。
現在では使用されてない「天秤ばかり」が展示されています。

一番精度の高い特級基準分銅。
温度湿度が一定に調整されたケースに入れられてます。

見学者が多数入室した為、この後表示の数字が変化しました。

湿度が40%を切ると加湿器を使用する様に注意書きが有ります。

一番大きな「天秤ばかり」。

大阪府計量検定所・計量器展示

 大東市新田本町の「大阪府計量検定所」の庁舎玄関階段両脇には、各種秤や軽量枡などの日常生活に密着した計量器が多数展示されていて、懐かしい機器類も見かけて結構見応えが有ります。

 現在新庁舎の建設が始まった処ですが、恐らく新庁舎にももう少し充実した内容で展示が図られると思いますので、今から期待してます。

 

【大阪商大商業史博物館】企画展『河内の豪農と文化的ネットワーク -今米村 中家の学芸事情-・関連シンポジウム』

 令和4年度秋季企画展関連イベントの「シンポジウム」、連続講座はもう1回10日に設定されてますが、私は当日別件有りで今回のシンポジウムで最終に成ります。

 報告1の山中先生の講演は、予定時間を大幅にオーバーした11月12日講座の補足的な内容でしたが、藪田先生の基調報告「河内の旧家の世界 -政事と文事・家事をめぐって-」が興味深い内容で、摂河泉の旧家を巡り各家に伝わる古文書調査の苦労話などですが、時間の制約も有り触り的な内容で、幾度かに分けた連続講座の開催を個人的には希望したいですね。

 桜の紅葉が未だに枝に残る暖かな日が続きましたが、漸く師走の風の冷たさが身に凍みる初冬の東大阪市、帰りは自転車で少し力を込めて体が暖かく成る様にペダルを踏みしめ帰ります。

 

基調講演「河内の旧家の世界―政事と文事・家事をめぐって―」
藪田 貫(兵庫県立歴史博物館長)。

基調講演。

報告1「河内豪農層の蔵書と書画収集」
山中浩之(大阪府立大学名誉教授)。

報告2「寄贈資料の収集と活用」
池田治司・岡村良子(大阪商業大学商業史博物館学芸員)。

パネルディスカッション。

米沢電気工事のクリスマスイルミ 2022

 最近ではプライベートイルミも随分少なく成りましたが、毎年続けられてるご近所の電気工事会社のクリスマスイルミ。

 昨年は撮り損ねましたが、2020年と比べるとアイテムが増えて賑やかに成ってます。

 経済情勢が不安定で激しい折ですが、来年以降も続けられてれば良いな~・・と、この時期前を通るたびに感じてます。