とらや 京都一条店

 護王神社から烏丸通を少し北に、記録に残る1628年以前から虎屋が店を構えていた地がこの辺りだそうです。

 烏丸通のお店がリニューアルしたのは10年近く前に成ると思いますが、以前はよく頂き物で封を切るのがもったいなくていつまでも手元に置いてた記憶が有りますが最近はとんとご縁が無く成ってます。

 自分で食べる為に買う様なフレンドリーなプライスでは無いと思うのでウインドウの外から眺めてますが、幕末から明治にかけての東京遷都に始まる御維新では京菓子の世界でも大変な激動期で、当時は白砂糖を使った京菓子など誰でも手の届くような物では無く主な顧客は御所の貴族たちで、彼らが天皇と一緒に東京に移るとたちまち死活問題に成り東京に行くか京都に残るか決断を迫られ、東京に移った虎屋は今日の興隆を迎える事に成ります。

 それは御所御用の有職職人たちにも迫られた決断だったのですが、同じ事は江戸の幕府や大名・旗本屋敷御用の菓子司などにも起こった事で、虎屋のウインドウを眺めながら昨年末終了したNHK西郷どん」を思い出してました。

 

ここから左お店の裏に「虎屋京都ギャラリー」があり、虎屋所蔵美術品など企画展示され、しかも無料で観賞出来ます。f:id:jotoyumekoi:20191104024821j:plain

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