京都と云うと神社仏閣がすぐ頭に浮かびますが、市内中心部には大正から昭和初期に建てられた洋館も沢山現存しており七条通りの「富士ラビット本館」もその中の一件。
元々は日光社というT型フォードなどの輸入代理店だった、京都で自動車販売の草分けといわれる日光社の社屋で、戦後、主として富士産業(現・SUBARU)のラビットスクーターの販売を行い現ビル名の由来の様です。
自動車販売会社のビルだけあって玄関正面のステンドグラスにはタイヤやT型フォードと思しき意匠が表現され正面上部には社名の日光を型取ったデザインが施されています。