2021-01-01から1年間の記事一覧

『二条家邸跡』碑

赤山禅院から叡電で出町柳駅に出て同志社大学に向かいますが、今出川通り沿いの同志社女子大正門横に「二条家邸跡」碑が建ってました。 石碑側面に平成二十五年二月と刻まれていて、私が以前通った時(2012年)には存在して無かった様です。 二条家とは、藤…

出町妙音堂『辨財天』

赤山禅院から出町柳駅に戻ってきて何時もだと京阪の出町柳駅から地上に出ますが、今回は叡電の出町柳駅なんで京阪・出町柳駅よりは少し北に成ってて鴨川では無く高野川と加茂川合流点から少し北で、高野川を河合橋、加茂川を出町橋で渡り西に向かいますが、…

紅葉の『赤山禅院』

京都洛北・紅葉の名所「赤山禅院」。 皇城表鬼門・比叡山延暦寺の塔頭、本尊の駒滝不動尊は陰陽道の祖神「泰山府君」を勧請したもので、神道や陰陽道、道教なども集合する不思議な仏教寺院で、京都御所の表鬼門を守護しています。 毎日ご覧になってる僧職の…

修学院離宮

赤山禅院に向かう途中少し遠回りして「修学院離宮」へ。 思った通り一般参観が再開されてて午前中2回目の11時からの参観者受付が始まってました。 責任者らしき女性にお話を聞いたら3ヶ月先まで受付可能で、12月はすべて終了、2月もすでに予約が入ってるそう…

白川通から修学院離宮道

11月も後数日、以前から行って見たかった比叡山延暦寺の塔頭、京都洛北の「赤山禅院」へ、予定より1週間位遅く成りましたが冬が来る前に紅葉見物。 京阪・出町柳駅から叡山電鉄・修学院駅へ、北山通りを東に白川通りに出て北へ音羽川に架かる音羽橋を渡り修…

中之島図書館の晩秋

季節は小雪も過ぎ、道路沿いの街路樹たちも冬の装いを整えだし色づいた葉っぱを落とし始めていますが、今年の紅葉はなんとなくメリハリのない佇まいで、その分緑も含めた何色かのグラデーションが楽しめそれもまた移りゆく季節のワンシーンでも有ります。 耐…

『阿波堀 川跡』碑

大阪西郵便局の北東角に「阿波堀川跡」碑。 碑の隣の駒札に以下の解説。 阿波堀川は、西区では最も古く、慶長五年(一六〇〇)に開削され、西横堀川から分流し百間堀川に流入していた。 途中、八橋が架かり上流南側一帯は解船(ときふね)町とも呼ばれ解船業…

朝鮮通信使が見た大阪 ~水都大阪歴史探訪ウォーク2021~

前日11月20日に大阪で開催された、対馬市に事務局を置く「NPO法人朝鮮通信使縁地連絡協議会」役員会・研究部会発表の翌日、フィールドワークまち歩きの依頼を「朝鮮通信使川御座船を考える会」が受けて、朝鮮通信使が辿った大阪のまちを全国から来られた前日…

浄土宗・智源寺

天六から天神橋筋を南に自転車で走ってると、自転車屋の角に石造りのお堂に収まったお地蔵さん。 自転車屋の入居してる角のビルが「智源寺」と云うお寺のビルの様で、当然ですがお地蔵さんはお寺のお地蔵さんで「智源寺」には境内に福力地蔵尊と北向地蔵尊が…

企画展『商都慕情Ⅱ -水のまち大阪を巡る-』

2018年の大阪くらしの今昔館・企画展「商都慕情 -今昔館の宝箱-」の続編「商都慕情Ⅱ -水のまち大阪を巡る-」。 今回はテーマを「水のまち大阪を巡る」として、主に江戸時代には大阪市中に流れ込んでいた淀川の水運を中心に錦絵や掛け軸が展示され、円山…

京阪シティーモール屋上庭園『出会い不動』

京阪シティーモール屋上庭園には知る人ぞ知る不動明王がお祀りされています。 2005年に中之島新線を記念して成田山大阪別院・不動明王のご分霊を勧進したお不動さんだそうで、成田山大阪別院は京阪香里園駅近くで京阪沿線のホットスポットに成るんですね。 …

宇野薬局

国の登録有形文化財「宇野薬局」。 松屋町筋沿い本町橋近くの木造三階建店舗併用住宅。 1934年築、設計は坂本建築事務所、施工が長岡栄吉(大工さん)。 前の通りは年中通ってますが、向いのマイドームおおさかに来たついでにスマホで撮影。 周辺は戦災を受…

『都島内代第2郵政宿舎』再訪

近くですが、この辺りには滅多に来ないので2018年7月以来ですが健在でした。 通りに面した方は植木類も片付けられていて、何れ何処かの不動産会社に売却されるんだと思いますが、昭和の香り漂うこの官舎、再利用リニューアルなんて事に成らないかな~。 ラン…

藤田邸跡公園(桜之宮公園)

大阪市名勝指定「藤田邸跡公園」、明治期大阪財界の重鎮で西の渋沢栄一とも称される藤田傳三郎男爵の邸宅敷地約53000㎡の内本邸部分約16000㎡を大阪市が公園整備した緑地公園です。 藤田邸跡は中央部の本邸と東邸は太閤園、西邸は大阪市が戦中取得戦後に元大…

『大坂西町奉行所址』碑

本町橋の「マイドームおおさか」前の「西町奉行所址」碑。 大坂町奉行所は、江戸時代幕府直轄領のうち重要な場所に置かた行政機関「遠国奉行所」の一つ、江戸町奉行所・京都町奉行所と同じく2か所置かれ月交代の輪番制で役割を担ってました。 大坂町奉行所は…

第138回 特集展示 『大阪の太子信仰 -旭区太子橋の太子講資料-』

最近は展示内容が変わると欠かさず来てる大阪歴史博物館の特集展示、第138回は「大阪の太子信仰 -旭区太子橋の太子講資料-」。 大阪市旭区太子橋の旧家で長年行われていた「太子講」、2000年にその歴史を終えるに当たりその祭具や太子像・太子絵伝などの掛…

追手門学院通用門の『旧大阪偕行社時代の門柱』

大阪城天守閣北の追手門学院通用門には、1945年まで存在した旧帝国陸軍大阪偕行社時代の門柱がそのまま使われてるのはよく知られている事ですが、いつもよく通ってる所なので写真を撮ろうと思うと登下校の子供達が居たり急いでいたりで、小学校の通用門でも…

平城宮跡歴史公園『第一次大極殿』

平城宮跡歴史公園での「ツバメの塒入り」観察に来たので少し遠回りして2010年に「大極殿」が復原され現在「南門」が整備中の「第一次大極殿院」を散策しながら「ツバメの塒入り」観察地点の復原事業情報館に向かいます。 第一次大極殿院は、2010年に復原され…

超昇寺石碑と隆光大僧正

近鉄・大和西大寺駅を東に二条辻地蔵尊を過ぎた辺りに古い石碑「超昇寺札所石碑」が建ってます。 「超昇寺」は平安時代初頭に高丘親王が創建した寺院で、往時は壮大な伽藍を誇ったと思われますがその後荒廃、周辺の地名として残っていましたが「生類憐みの令…

二条辻地蔵尊(歓喜寺地蔵尊)と弘法井戸館

近鉄・大和西大寺駅から府道谷田矢田線を東に平城京大極殿との中間点辺り、府道奈良精華線との交差点に地蔵堂が2つ存在します。 地蔵堂のお地蔵さんは、花崗岩から掘り出し高さ190cmの舟形光背を背負って蓮華座上に立つ像高140cmの地蔵菩薩立像は鎌倉時代後…

秋篠川

平城宮跡歴史公園での「ツバメの塒入り」観察に向かう途中、大渕池を源流に奈良県北部を流れる大和川中流部・佐保川の支流「秋篠川」。 「秋篠川」は平城京造営に合わせて直線的に付け替えられ、平城京への物資の輸送路として「西の堀河」とも呼ばれていまし…

西隆寺・回廊跡遺跡

平城宮跡歴史公園での「ツバメの塒入り」観察では近鉄奈良線・大和西大寺駅を下車、そのまま東に平城京跡に向かいますが、向かう途中に駅前開発で発掘され和同開珎出土でも良く知られた「西隆寺遺跡」が保存されています。 「西隆寺」は、現存する僧院の「真…

天神橋から『天神祭』

今日は7月25日、大阪天満宮天神祭「本宮祭」、例年ですと「陸・船渡御」が始まる時間、暫くするとまだ明るさの残る夏空に花火の音が響き出す頃ですが、今年も昨年同様新型コロナ禍のため神事だけの斎行で、何時もなら大阪天満宮に向かう人並みで溢れ返ってる…

東洋陶磁美術館・特集展『柿右衛門-Yumeuzurasセレクション』

特別展「黒田泰蔵」と同時開催の特集展「柿右衛門-Yumeuzurasセレクション」。 関西在住のコレクターが収集された柿右衛門様式の「Yumeuzurasコレクション」、「鶉文様」の掌に収まる様な小さな作品を中心に構成展示されています。 ランキング参加中ミュー…

【東洋陶磁美術館】特別展『黒田泰蔵』

ビジュアルデザイナー・黒田征太郎さんの弟で1980年に帰国するまで北米中心に活動、帰国後1984年渋谷パルコに自作直販店の「ショップTAIZO」を構えある程度の成功を収めた後1987年に「ショップTAIZO」は閉鎖、1991年に静岡県伊東市にアトリエを移設して以降…

【大阪歴史博物館】第137回 特集展示『豊臣秀吉ゆかりの品々』

大阪歴史博物館の第137回 特集展示「豊臣秀吉ゆかりの品々」です。 全体が時代別に3部構成に成っていて、第三章の「近代大阪と秀吉」が面白い切り口で楽しめます。 今回は二人連れで古文書などユックリ閲覧出来ませんので会期が8月30日迄との事なのでもう一…

『太閤園』営業終了です

明治関西財界の大御所・藤田伝三郎男爵の邸宅跡地2万5000㎡を超える(約7600坪)総面積に日本庭園や築100年余りの料亭「淀川亭」などが存在し格調高く地元にも親しまれた「太閤園」6月30日で営業終了してます。 私も以前は年に何度か利用させて頂いてた事も…

藤田美術館『あみじま茶屋』

来年4月リニューアルオープン予定の藤田美術館エントランスの「あみじま茶屋」、4月に先行開業していて以前に前を通った折には行列が出来てて少しビックリしましたが、今ではゆったりお茶が楽しめそうです。 一部の美術館施設も先行公開されてる様なんで、時…

第136回 特集展示『古代の都・難波京』

大阪歴史博物館 第136回目の特集展示「古代の都・難波京」。 難波宮は、発掘当初から都市で有る「京(みやこ)」の存在しない「難波宮(宮殿)」と官衙のみ存在した、港である難波津に対応した対外的な迎賓館的機能を持たせた宮殿であると思われてきましたが…

天満切子 Gallery

先日チラッと見かけて少し遠回りに成りますが天六からの帰りに立ち寄り。 以前には気が付きませんでしたので、お聞きするとお店の方は4年前からだそうで天満切子株式会社「切子工房RAU」のオフィシャルショップに成るそうです。 「江戸切子」や「薩摩切子」…