2018-01-01から1年間の記事一覧

高麗橋・里程元標跡

頬に当たる夕暮れの風に冷たさを感じ、橋の袂に落ち葉が吹き溜まり始めた高麗橋、晩秋の日は早く親柱に明りが灯り家路を急がせます。 江戸時代以降1922年現大阪市役所前に移るまで、ここが京街道・中国街道・紀州街道など諸国への道のり車馬賃の基点と成りま…

JR長岡京駅

所用を済ませ大阪へ帰ります。 帰りはJR長岡京駅をくぐって天神通りに出ますが、1931年に開設された当駅は地元新神足町民の受益者負担による誓願で開設された請願駅で、当初「神足駅」と呼ばれ1949年乙訓郡三村の合併で長岡町が誕生し1987年国鉄がJRと成った…

JR長岡京駅・国鉄ヨ8000型緩急車

JR長岡京駅東口連絡通路手前に「ヨ8000型緩急車」が保存展示されてます。 展示車両は1977年に製造され同型車が1979年まで1170両が製造、緩急車とは車掌車の事で初めてトイレなども完備され長時間乗務に対応されていて貨物列車の最後部に連結され全国を走って…

長岡京・神足遺跡

勝龍寺城土塁 空堀跡の道路を挟んだ北の長岡京市立長岡第九小学校運動場金網に遺跡解説版が掲示して有り、この辺り一帯に弥生時代中期を中心とする集落が存在したと有り、旧石器時代の打製石器、縄文時代の縄文土器なども発見されていて、古墳時代から飛鳥時…

長岡京・勝龍寺城土塁 空堀跡

勝龍寺城公園の少し北に神足神社が在り、神社に隣接するように勝龍寺城の土塁 空堀跡が残されていて、細川藤孝が1571年に城の大改修時造営したもので、ここに在った国人・神足氏の居館である神足城を勝龍寺城に組み込んだものと考えられて、調査時新たに土塁…

長岡京・勝龍寺城公園

天神通りからJR長岡京駅線路沿いを南に行きますがなかなかガードに出会わず、JR東海道線を超えられず道が細く成って抜けたところでガードを超え、ちょうど勝龍寺城公園の北の道に出、勝龍寺公園北門から中へ。 勝龍寺城は、西国街道と鳥羽街道が交差する交通…

長岡京・天神通り

風の冷たさに思わずコートの襟を立て、踏みしめる落ち葉の音に冬の気配を感じる晩秋の昼下がり、長岡京に来てます。 目的地はJR長岡京駅近くなんですが、JR東海道線で来ると780円掛かり、天六から淡路で阪急京都線に乗り換えると500円で済むので阪急・長岡天…

朝鮮通信使 クルーズ&ウオーク2018『後半ウォーク』

「朝鮮通信使 クルーズ&ウオーク2018」ふれあいの岸辺で下船後水上クルーズから、後半のウォーキングで朝鮮通信使一行の宿舎とされた北御堂に向かいます。 難波橋袂辺りで下船した朝鮮通信使一行おおよそ500人は、普通に歩けば20分足らずで到着する2km足ら…

朝鮮通信使 クルーズ&ウオーク2018『前半水上クルーズ』

昨年11月の「~水の朝鮮人街道~ 唐人澪」探訪ウオーク」、今年5月の「川御座船特別見学会」、今回が3回目の「朝鮮通信使川御座船を考える会」主催のフィールドワークです。 日本を訪れた朝鮮通信使はおよそ500人で構成され、瀬戸内海を経由して大阪に入り、…

大阪城の号砲

大阪城天守閣登閣口手前に青銅?製の大砲が置かれてます。 子供の頃は跨って遊んだりした覚えが有り大阪城天守閣では一番大好きな展示物なんです。 幕末に津山藩で鋳造され天保山砲台に置かれた大砲で、明治に成ってこちらに移されたと有ります。 大正頃まで…

大阪城天守閣展望台からパノラマ

天守閣8階の展望台、薄着では少し寒い位の季節に成ったんですね~。 大阪城天守閣は上町台地の北端に有り、大阪平野では一番標高が高くて周りに高い建物が無く上がって見ると意外と見晴らしが良いので驚きますが、あと少しで紅葉に包まれ冬に成るとたまには…

大阪城天守閣『特別展 幕末・維新の人とことば』

幕末から明治維新激動の時代に活躍した人々の書や手紙類を中心に「第1章 世の中を思い、自分を見つめる」の大塩平八郎から「第5章 近代日本を切り開く」で明治の元勲たちまで、時代を追って展示されていて彼らの人間像や時代背景などが明らかに成って行きま…

大阪城公園

平日お昼過ぎ、外人観光客以外は人影も疎らな大阪城公園お濠内。 台風被害の倒木も粗方片付けられてますがまだ所々に縄が張られ今暫く修復には時間がかかりそうです。 立ち退きに成って閉鎖された天守閣前の売店は取り壊しの為か台風被害で半壊状態の為か工…

草に埋もれ看板が倒れた『洗心洞跡』石碑

先日の「大塩平八郎の乱・戦跡巡り」最後のポイント、大塩平八郎の私塾「洗心洞」の存在した辺り、造幣局官舎敷地内に成りますが「洗心洞跡」石碑が草に埋もれ、台風21号の被害か案内板が倒れたままでした。 台風被害は不可抗力も有るかもしれませんが、7割が…

川崎東照宮跡(滝川小学校)

これまで石碑が立ってただけでした滝川小学校正門横の「川崎東照宮跡」碑横の塀格子にアルミ版製の案内板が取り付けられています。 最近、同じようなアルミ版製の史跡案内板が市内あちこちの小学校塀格子に取り付けられてます。 滝川小学校正門。 滝川小学校…

大阪歴博から難波宮跡公園

大阪歴史博物館10階「古代フロア 発見!難波宮大極殿」から難波宮跡公園。 1961年 山根徳太郎博士らの発掘調査により聖武天皇時代の大極殿跡が発見され、その後 飛鳥から奈良時代にかけて前後2期の難波宮跡が確認され、現在では宮殿の中心部とされる約9万㎡…

大阪歴史博物館 常設展

特別展に来たついでに「常設展」へ。 定期的に展示物は更新されてますが、たまにしか来ないので更新された展示物がどれなのか区別が付きません。

大阪歴史博物館 特別展『100周年記念 大阪の米騒動と方面委員の誕生』

1918年大阪府で方面委員制度が発足、1928年には全国に普及、戦後1946年GHQにより民生委員令の公布により役割は民生委員に引き継がれましたが、大阪府で発足以来今年で100周年を迎えその記念特別展です 。 第一に、米騒動前から事業を始めていた様々な社会事…

大阪歴史博物館・2018年度 金曜歴史講座 第176回『岩手の景色と黒ボク土層-3.11震災復興にかかわる発掘調査に参加して-』

お昼過ぎに大阪歴史博物館 特別展を観賞後近くのISまちライブラリーに立ち寄り、もう一度大阪歴史博物館に立ち戻り5回連続講座の最終回。 東日本大震災から7年余りが過ぎ、震災復興事業の一環として岩手県の発掘調査が行われ、縄文遺跡の宝庫である北東北の…

大阪市立東洋陶磁美術館 平常展『安宅コレクション中国陶磁など・国宝二点』

「油滴天目」南宋時代・12-13世紀 建窯 径12.2cm。 「飛青磁花生」元時代・14世紀 龍泉窯 高27.4cm。

大阪市立東洋陶磁美術館・特別展『高麗青磁-ヒスイのきらめき』

大阪市立東洋陶磁美術館で11月25日(日)まで開催中の特別展「高麗青磁-ヒスイのきらめき」、合わせて同じ期間開催中の平常展「安宅コレクション中国陶磁など」です。 東洋陶磁美術館と云うと1982年開館当時幾度か招待券か何かで行ったきりで、近くにはよく来…

大阪歴史博物館・2018年度 金曜歴史講座 第175回『マジョリカ陶器の栄枯盛衰物語』

本日の大阪歴史博物館・金曜歴史講座は「マジョリカ陶器の栄枯盛衰物語」。 ルネサンス期イタリアで発達したマジョリカ陶器は、素地に錫白釉をかけ上絵付けをした軟質陶器で、錫白釉を用いる技法はイスラム陶器に始るとされ、その技法がイベリア半島経由で南…

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『馬見丘陵古墳群 Part2』

史遊会・古代史教室見学会も最後のスポット巡り、馬見丘陵南の古墳群を一回りして公園館前に戻り、水の抜かれた菖蒲園から乙女山古墳に立ち寄った後花の道に、馬見丘陵公園を出て緑道を抜けて池部駅から帰路に就きます。 今回も軽く1万歩越え、10㎞位の行程で…

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『史跡 ナガレ山古墳 地形模型』

ナガレ古墳を東に降りた処に「史跡 ナガレ山古墳 地形模型」。 側面にはめ込まれた銘板に、 史跡等活用特別事業(ふるさと歴史の広場整備事業) 平成9年3月 河合町・河合町教育委員会 と有り、他の古墳群でもデザインは違っても同じような地形模型を見ますが…

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『史跡・ナガレ山古墳』

竹取公園で昼食後後半の古墳巡りに向かい最初の古墳は「ナガレ山古墳」。 今回の古墳巡りでは時間が無くて余り下調べをしてこなかったんですが、この「ナガレ山古墳」は1975年から始まった土砂採取で一部が破壊された処で県の調査が入り1976年国指定史跡に指…

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『奈良県広陵町 竹取公園のかぐや姫』

古代史教室見学会「大輪のダリアの花と、古墳の集積地、馬見丘陵めぐり」の昼食は奈良県営馬見丘陵公園に隣接する広陵町竹取公園。 公園事務所前にあるに有る大きなトイレは「かぐや姫の誕生シーン」のモニュメントトイレ、車いす対応のかぐや姫トイレです。…

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『北今市古墳1号墳移築石棺』

倉塚古墳から巣山古墳に向かう途中、北今市古墳1号墳出土の石棺が移築展示されています。 北今市古墳群とは馬見丘陵古墳群の西、香芝市北今市の5基の古墳群で4基が判明していたようですが現在では奈良県道中和幹線工事その他で形状はすっかり失われ石室の石…

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『馬見丘陵古墳中央群』

史遊会の古代史教室見学会、公園館に立ち寄った後 馬見丘陵古墳群に向かいます。 4世紀末から6世紀にかけて造営されたと見られる馬見丘陵古墳群はその位置関係から大きく北群,中央群,南群 の三郡に分ける事が出来、奈良県営馬見丘陵公園は中央群の古墳群を公…

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『公園館』

史遊会の古代史教室見学会、お花見を終了して古墳群へ向かう前「県営馬見丘陵公園・公園館」に立ち寄ります。 馬見丘陵公園の古墳や自然について分かり易く解説、古墳模型や発掘品の復元レプリカの展示などがされて居ますが、博物館的な施設ではなく案内所的…

古墳の集積地・馬見丘陵めぐり『緑道(馬見二の谷遺跡)』

10月の羽曳野市・フィールドミュージアムトーク史遊会の古代史教室見学会は、奈良県北葛城郡河合町、広陵町から大和高田市にかけて広がる馬見丘陵とその周辺に点在する馬見古墳群の公園整備された馬見丘陵公園内の古墳巡りです。 池部駅~緑道(馬見二の谷遺…